
「もしあの時、ああしていれば今頃はもっと幸せだっただろうな……」
考えても無駄だと分かっているのに過去を悔やむ……このような悩みを持った事は誰しも一度はあるのではないでしょうか?
加えてこの考え方は、今の自分の成長を妨げるいわば呪いのような考え方です。
この記事ではそんな「呪い」を根本的に浄化する考え方について説明します。きっと読み終われば「自分の〇〇な部分を変えたい」という夢が叶えられるようになるでしょう!
未来が今の自分を成功に導く
「過去が今の自分を作っている。それが未来へと繋がっていく」
この世の中のほとんどの人はそう考えています。しかしそれは間違いです。
「過去から未来」ではなく「未来から過去」に時間は流れているのです。
……いきなり何を言っているんだ、と思われるでしょうが(笑)、これはとある仏教哲学の考え方の一つです。まずは具体例からみてみましょう。
あなたは本屋に行きました。物色しているうちに、面白そうな実用書AとBが二つ見つかりました。二つのうちどちらか一つを選ばなければいけません。迷った結果あなたはAを購入しました。
ではその次にこんな事が起きたらどうでしょう。
読み進めていくうちに、あなたはAの本がつまらないと感じるようになりました。 その本は既に知っている内容が書いてあったり、自分には合わない考え方が書いてあったのです。あなたは「失敗したなあ」と思いました。もしあの時Bを選択していれば、時間を無駄にせずに済んだのに……
この話は一見、【Aという本を選択したが、間違いだった】→【だから時間を無駄にした】という因果関係で成り立っているように思われます。
しかし見方を変えて、下から読んでみてください。
時間を無駄にした→だからAという本を選択した事は間違いだった
と因果関係を逆にみる事ができるでしょう。
仮にAが面白い本だったらどうだったでしょう? きっと
Aという本はとても面白い→だからAという本を選択した事は正解だった
という考え方をするでしょう。
換言すれば、【未来の出来事】が【過去の出来事】を規定しているのです。
これは、時間は未来から過去へと流れるという事を如実に表しています。
これまでの自分を捨てる

未来が過去を決めているとすれば、あなたは過去を悔やまなくて済みます。
「過去、あんな事をしたのは間違いだったなあ」というのは、未来になってみないと分からないからです。
私は大学へ進学した時「この大学に入ったのは間違いだった」と思っていた時期があります。
興味のない授業、苦しい実験の日々、教授に怒られる研究の日々……。
就活も失敗し途方に暮れていました。こんな大学に入ったから就職できなかったんだと思いました。
しかしある時転機が来ます。パソコンが使えるという理由で、仕事に就く事が出来たのです。
これは大学の研究でパソコンを使い倒し、技術を身に着けていたためでした。
もし違う大学を選択していたら、パソコンの技術を身に着けられる事は無かったでしょう。
そして「時間は未来から過去に向かって流れる」というこの考え方を知って、私は完全に過去を悔やまなくなりました。どんな事が役に立つかは、未来になってからでないと分からないからですね。
過去が何であろうと望む未来は作れる
この考え方を発展させれば、自分の成長につなげる事が出来ます。
例えば、「自分は口下手だからプレゼンが苦手だ」と思っている方がいるとします。
これは思い込みです。実際は過去の失敗を引きずっているだけなのです。
練習すればプレゼンは成功します。そこに口下手かどうかは全く関係ないのです。
「良い未来」から逆算してみれば、どんな現在も過去も「良い未来」を作るために必要な出来事です。
この事を理解していれば過去にも現在にもとらわれず、望む未来を作る事ができます。
おわりに
過去の事にとらわれるのは無意味で、それより最高の未来をベースにして現在行動を起こすべき、という内容でした。
過去を気にしなければ、今まで限界だと思っていた自分の殻を破る事が、きっとできる事でしょう。
ではまた、次の機会に会いましょう。
参考文献
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